一般財団法人 日本建築センター The Building Center of Japan

学校法人日本女子大学と寄附授業に関する協定を締結しました

2024/04/23
  • 財団のお知らせ
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写真:左  学校法人日本女子大学 理事長 今市涼子 
   右      日本女子大学 学長 篠原聡子
      中央  一般財団法人日本建築センター 理事長 橋本公博


 一般財団法人日本建築センター(東京都千代田区、理事長:橋本公博)は、令和6年4月20日(土)に、学校法人日本女子大学(東京都文京区、理事長:今市涼子)と寄附授業に関する協定締結式を行いました。
 
 一般財団法人日本建築センター(以下、「当財団」)は、1965年に、我が国の建築技術の発展、普及等に大きな役割を担うことを期待され、建築に関する技術等の評価、技術開発、調査研究、情報の普及などを目的として設立されました。その後、経済社会や建築界の変化に対応しながら、新たな業務を展開・拡充しつつ、常に審査・評価機関の先導的立場を維持し、お客様をはじめ、建築分野各界から厚い信頼を得ながら建築界の発展に寄与してまいりました。また、国際交流、国際貢献の使命を持って、長くJICAが実施している開発途上国の建築行政専門家研修にも協力を行ってきております。
 一方、学校法人日本女子大学(以下、「日本女子大学」という)は、創立から120年以上の女子高等教育の歴史を有し、さらに、2024年度には建築デザイン学部を開設、2025年度には食科学部(仮称)の開設を予定しており、文理を併せ持つ女子総合大学として、益々その存在意義を高められています。

 このような中にあって、当財団では、主業務である建築技術の審査・評価が、建築プロセスの中で社会的規範と秩序を保ち、また、国民の安全で安心な生活を維持するためにいかに重要な役割を担っているかを、次代を担う学生の皆様に理解してもらい、建築の世界に興味を持ってほしいと考えておりました。
 また、日本女子大学は、女子総合大学としての特殊性を活かし、女性のリカレント教育や海外の大学との連携、特に東南アジアの女子学生教育の支援などにも力を入れて、取り組まれようとされています。
この度、このような考えを持つ当財団と日本女子大学の意向が合致し、日本女子大学に当財団の寄附授業を開設するに至りました。


<授業の概要>
 この授業は、「持続可能な社会と建築デザイン」の基本概念を教育のグローバル化を推進する日本女子大学全学部の学生を対象に英語で実施するものです。
 エネルギー効率や資源の持続的な利用、環境への配慮、社会的側面、経済的側面など、持続可能性の観点から建築やまちづくりがどのように重要かを探求するため、日常生活に即した内容や、具体的なプロジェクト、ケーススタディ等を紹介し、その特徴や成功事例を分析する等、学生たちが親近感を持つことが出来るような授業を行っていきます。
 授業担当は、日本女子大学家政学部住居学科の卒業生である有限会社コミュニティー・ハウジング代表取締役、一般社団法人住宅遺産トラスト理事の木下壽子氏です。
 本授業を通じて、学生が、持続可能な社会と建築デザインの重要性を理解し、将来の自らの専門分野において建築やまちづくりの持続可能性を活かしていくための基礎を築くことができるようにすることを目指します。

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